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「007 SPECTRE」スペクター の感想!「見たい人は下記にネタばれも!」

  • 2015年11月15日
  • 2015年11月21日
  • 映画

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SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved

みなさん、こんにちは。

日本では12月4日公開との事、北米では11月6日ということで一足先に「007 スペクター」を観てきました!

今回はダニエルクレイグ版ジェームズボンドでは4作目になります。

近作はまさに、ダニエルクレイグ過去全作のジェームズボンドの集大成といっても過言ではありません。
スペクターを観に行くならば、ダニエルクレイグの過去作3つは、すべて見て置く事を強くおススメします!
作品のあらすじと、一番下にはネタバレも含めているので、見たくない人は下は見ないで下さい!事前注意だします(笑

 

それでは、ちょっとだけジェームズボンドの紹介を。。。
ジェームズボンドとは、イギリスのスパイ機関MI6の「OO」ダブルオーという殺しのライセンスを持ったスパイです。
近作は007シリーズでは24作目にあたり、1作目なんと52年前の1963年!!

 

世界中で最も愛され続けているスパイ映画です。

ジェームズボンドは基本的にエッチな男で、世界中でスパイという仕事をしているのに、必ず映画の中で数名とヤっちゃっています。

まぁ英雄色を好むでしょうか。

あとは、いい車に乗っている(アストンマーチン)とお酒とギャンブルが好きって言うのが彼のプロフィールかな。

アストンマーチン以外はイケイケの中小企業の社長みたいですね(笑

と言うわけではなく、スパイなんで基本的にはめっちゃ強いし、何の乗り物でも操作出来るし、頭も賢いし、男の完全体みたいな。

基本的にこういうキャラクターで、過去作も大体こんな感じです。まぁ紹介はこれくらいで。

 

近作スペクターはなんと、なんと!007史上の宿敵であったタイトルにもあるスペクターが登場します。

大昔のボンド作品にはこのスペクターの名前が登場し、なぞの悪役というポジションで立ち回っていました。

スペクターは国際犯罪組織というポジションです。

しかし脚本家が権利を独占していたために、長年内容が語られずにいました。

しかし今回その権利が獲得できたために、作品にすることが可能となったわけです。大人の事情ですね(笑

今回の作品はまさに「スペクター」という007作品の真に迫ります!

 

オープニングもいつもどおり良く。今回はサム・スミスの”Writing’s on the wall”です。

そして制作費は過去最大の2億5000万ドル~3億ドルという破格です。

理由は過去作の「SkyFall」は興行収入が今までの倍の10億ドルを突破したために、同じスタッフ、主役や監督なども含め

もっといけるのではと言った狙いだと思います。

 

監督は以前の「SkyFall」と同じ、サム・メンデス監督作品で、シリアスでありながらストーリーを非常に伝えています。

しかし今回の作品は、非常にシリアスで重い内容であるにもかかわらず、アクションが以前よりも増えていて、エンターテインメント性も十分に増えています。

人によっては、アクションが多すぎるという人も多いかもしれません。でもちゃんと重厚なストーリーもあり、バランスを保っているとも言えます。

しかしラストは前作にも似た非常にニヤリとする終わり方で、僕的には最高の終わり方でした。

監督はヒューマン系の作品が得意なのかとおもいます。

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近作はダニエルクレイグのジェームズボンドが最後であると思わせるようにも仕上がっています。

これは主演のダニエルクレイグは以前から「ジェームズボンドをもうやりたくない」といい続け、「これ以上ボンドをやるなら、ガラスで手首を切ったほうがマシだ」とか

「次にやるなら単純にお金のためだろうね」などと言っています。もちろん冗談もあるのでしょうが、とりあえずやりたくないようです(笑

しかし作品契約自体はあと追加で2作のサインをしているようなので、どうなんでしょうか。。。

 

というわけで、ラストは「ダニエルクレイグ版ボンドは終わったか。」と思わせる終わり方です。

これは、非常にシビれる終わり方です!「くっそ!くぃ~!!」って僕はなりました。

ジェームズボンド作品独特に良い演出として、役者の役が映画で終わる時は、かならずそういう演出があります。

たとえば以前の隊長のM役のジュディリンチが消える時なんて、しっかりと作品の中で殺してくれるわけです。そしてしっかりと世代交代の場面があるところ。

長年映画で観ているキャラクターが、年齢や色々な理由で作品から消えるのは悲しいですが、しっかりと映画の中で見せてくれているので、ファンとしてはジーンと来るわけです(笑

そんな最後が見れるかもしれませんよ!

プチネタとしては、SonyImageWorksのはハッキング問題で、007の脚本などが漏洩したのではというニュースもあり、製作側は慎重になっていたのだと思います。

そして今回「スペクター」では作品の中の爆破シーンがあまりも巨大すぎて、ギネス登録されるという事態も発生しました。

 

では今キャラクターの紹介をしていきます。ネタバレはもうちょっと下です(笑

レイフ・ファインズ ベン・ウィショー ナオミ・ハリス

SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved

さてMI6の面子の3人。今回はしっかりと全員そろっています。

左からM(レイフ・ファンズ)真ん中Q(ベン・ウィショー)左マネーペニー(ナオミ・ハリス)

Mはジュディ・リンチからレイフ・ファンズに変わりました。Qはだいぶ前から若えり、マネーペニーも秘書ではなく非常に活発なキャラクターに。

今回は3人も非常に活躍し意外なアクションシーンも見せて貰えます!

しかし新しいMも意外とかっこいいし。やっぱQは女子に人気があるみたいですね。

 

レア・セドゥ  モニカ・ベルッチ

SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
さてさてお次はボンドガール!!

監督の要望から「新人には任せたくない」という事からベテラン女優が選ばれました。
左からマデレーン・スワン役(レア・セドゥ) 右がルチア・スキアラ役(モニカ・ベルッチ)

モニカ・ベルッチは未亡人役で登場し、熟女魅力全快!これで50歳です。。。
すげー美魔女。
今回はレア・セドゥがメインのボンドガールなので、モニカさんは最初~中盤くらいしか出てきません。
もうちょっと見たかったか。。。。

_デビッド・バウティスタアンドリュー・スコット
SPECTRE (C) 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved

さてこれが悪役たち!
左から・フランツ・オーベルハウザー(クリストフ・ヴァルツ) 真ん中・ヒンクス(デビッド・バウティスタ) 左・マックス・デンビ(アンドリュー・スコット)
最低なナチス大佐の役でハリウッドにのし上がったクリストフ・ヴァルツ。静かだけど最低な事をする事でお馴染みの人
悪の親玉としては、最高にぴったりな役で予告編の段階から、「やっぱきたかぁー」って感じでした。
しかし前作のバビエルバルデムといい配役は最高な気がします。

あとはその手先としては印象に残るこの筋肉男。ヒンクス。とりあえず強いです(笑
キャラクター的にはオッドジョップ的な印象です。
ダニエルクレイグと筋肉の格闘戦を演じてくれます。

マックス・デンビはこいつは嫌らしい奴です。インテリ系を気取っている、ぶっ飛ばして欲しい!願わせてくれるいい演技です。
悪役も結構良い感じだったと思います。

さてさてネタバレを見ない人は是非とも映画館で楽しんでください!

おそらく賛否両論ある映画ですが、ダニエル版ボンド見ている人は是非見て欲しい作品です!

 

さておおよその映画感想&紹介はこれくらいにしまして、ここからはネタバレラインでお送りします。
実際に映画を見に行く人は、これ以上見ない事をおススメします!
私的感想も混じっていますので、必ずしもこれがそのとおりだとは信じないでください。

 

さて今回の映画「スペクター」ですが、非常に007史上やりたかってであろう内容。
ボンドとは因縁のスペクターですが、やはりキーパーソンは奥の親玉オーベルハウザーにあります。
僕ももっと見直さないと良く判っていないと思うんですが
このオーベルハウザーの父親はジェームズボンドのLegalGurdianっていうお話です。
LergalGurdianはおそらく日本語では保護者みたいな言い方なんだと思います。

なかなか話が読みずらく、この悪役とジェームズボンドは義理の兄弟みたいなので、実際に一緒に育ったのか?
みたいな見方も出来るかもしれませんが、完全に一緒に育ったのかはちょっと読みづらい。
ボンドを狙う動機がイマイチ映画の中で見えなかったのも事実です。もう一度見ないといけませんが
でも実のオーベルハウザーのお父さんが、彼よりもジェームズボンドの方を可愛がったため、その嫉妬もあるような。

そして今回はダニエルクレイグ版ボンドの集大成であるからに、ジェームズボンドが辞めるのかというお話。
実は最後のクライマックスでオーベルハウザーとボンドは決着をつけて戦うのですが
今回のクライマックスで、銃を向けたボンドにオーベルハウザーが「終わらせろ」と言いうのですが、実はボンドは彼を殺しません。

彼を殺さず、愛銃のワルサーPPKを河に投げ捨て、今回のボンドガールのマデレーンと姿を消してしまいます。
これは殺しのライセンスを持ったスパイを辞め、普通の人に消えていくというお話で終わったんだと思います。
クライマックスはカッコよく、ボンドとマデレーンが、クラシックなアストンマーチンDB5に乗って消えていくという終わり方です。
これは痺れました。

 

僕はこれでダニエル版ボンドは終わりかと思います。
しかし、ジェームズボンドはまだまだ続きますので、やはり次回作にも期待!という事でしょう!
それでは、ネタバレ間違っていたらごめんなさい。
また次回は映画ネタなどなど、お届けしたいと思います!それでは!